執筆者
やすい山ノ内クリニック
院長 安威 俊秀
経歴
- 1999年 3月
近畿大学医学部卒業 - 1999年 4月
京都府立医科大学第二内科(現 循環器・腎臓内科学教室)入局 - 2000年 4月
済生会京都府病院 循環器科 - 2004年 4月
京都府立医科大学 循環器内科 - 2006年 4月
舞鶴赤十字病院 内科 - 2019年 5月
やすい山ノ内クリニック 開院
資格・所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本医師会認定産業医
健康診断で尿酸値の異常を指摘されたものの、痛みがないため様子を見ている方は少なくありません。高尿酸血症は、血液中の尿酸が増えた状態をいい、すぐに強い症状が出ないことも多い一方で、放置すると痛風発作や尿路結石などにつながることがあります。生活習慣とも関わりが深いため、健診で指摘された段階から状態を確認し、必要な対応を考えていくことが大切です。
尿酸は、体の中のプリン体が分解される過程でつくられる物質です。通常は一定量が体外へ排出されますが、つくられる量が増えたり、排出される量が減ったりすると、血液中の尿酸値が高くなります。この状態が高尿酸血症です。高尿酸血症そのものでは自覚症状が乏しいこともありますが、尿酸が関節にたまると痛風発作の原因となり、尿路に影響すると結石の原因になることがあります。
尿酸は、体の中でプリン体が分解される過程でつくられる物質です。通常は一定量がつくられて一定量が排出されますが、何らかの理由で体内で尿酸が多くつくられると、血液中の尿酸値が高くなります。食事の影響だけでなく、体質や代謝の状態が関係していることもあり、見た目の生活習慣だけでは判断できない場合もあります。
高尿酸血症では、尿酸が増えすぎるだけでなく、腎臓からうまく排出されないことも大きな原因になります。体の中でつくられた尿酸は主に尿として排出されますが、排出の働きが低下すると、体内に尿酸がたまりやすくなります。高尿酸血症は、尿酸の産生過多だけでなく、排出低下が関わっていることも少なくありません。
食事内容は尿酸値に影響を与える要因の一つです。肉類や一部の魚介類、内臓類など、プリン体を多く含む食品をとりすぎると、尿酸が増えやすくなります。また、食べすぎや栄養バランスの偏りも、尿酸値の上昇に関わることがあります。食生活の乱れは高尿酸血症だけでなく、ほかの生活習慣病とも関係するため、全体的な見直しが大切です。
アルコールは尿酸値を上げる要因の一つです。アルコールそのものの影響に加えて、おつまみの内容や飲酒量、飲酒の頻度も関係します。習慣的に飲酒している方では、知らないうちに尿酸値が高くなっていることもあります。尿酸値が気になる場合には、飲酒習慣についても見直していくことが重要です。
体重の増加や運動不足も高尿酸血症と関わりがあります。肥満は代謝のバランスに影響しやすく、尿酸値の上昇につながることがあります。また、運動不足は体重増加やほかの生活習慣病とも結びつきやすく、結果として高尿酸血症の背景になることがあります。高尿酸血症は単独で起こるというより、高血圧や脂質異常症、糖代謝異常などと重なってみられることも少なくありません。
高尿酸血症には、生活習慣だけでなく体質が関わる場合もあります。また、腎機能の低下やほかの病気の影響、お薬の種類によって尿酸値が高くなりやすくなることもあります。そのため、単に食べすぎや飲みすぎだけで説明できないこともあり、今の体の状態や既往歴、お薬の内容も含めて確認することが大切です。
高尿酸血症の治療では、食事内容、飲酒、体重管理、水分摂取などの生活習慣の見直しが基本になります。プリン体の多い食品のとり方や飲酒習慣を見直し、体重管理を進めることは、尿酸値の改善につながります。状態によっては、尿酸の産生を抑える薬や、尿酸を排泄しやすくする薬を使って治療を行います。
また、痛風発作が起きている時には、まず炎症や痛みを抑える治療が優先されます。数値だけを見るのではなく、発作の有無や生活習慣病との関わりも含めて、無理なく続けられる治療につなげていくことが大切です。
これらの症状がある方は、当院まで一度ご相談ください。高尿酸血症は高血圧、脂質異常症、糖代謝異常などほかの生活習慣病と重なってみられることもあり、全身の状態をあわせて見ていくことが大切です。
当院では、京都市右京区・太秦天神川で、健診で尿酸値の異常を指摘された方や、痛風が心配な方のご相談をお受けしています。診療では、健診結果やこれまでの経過、食事、飲酒、体重変化、ほかの生活習慣病の有無などを確認しながら、まずは現在の状態を整理していきます。
尿酸値の上昇は、食事や体重、血圧、血糖、脂質などと関わっていることもあります。そのため当院では、一つの数値だけで判断するのではなく、体全体の状態もふまえながら診療を進めています。京都市右京区・太秦天神川で高尿酸血症の相談先をお探しの方は、やすい山ノ内クリニックへご相談ください。