執筆者
やすい山ノ内クリニック
院長 安威 俊秀
経歴
- 1999年 3月
近畿大学医学部卒業 - 1999年 4月
京都府立医科大学第二内科(現 循環器・腎臓内科学教室)入局 - 2000年 4月
済生会京都府病院 循環器科 - 2004年 4月
京都府立医科大学 循環器内科 - 2006年 4月
舞鶴赤十字病院 内科 - 2019年 5月
やすい山ノ内クリニック 開院
資格・所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本医師会認定産業医
動脈硬化は、血管が硬くなったり、内側が狭くなったりして、血液の流れが悪くなる状態です。はっきりした自覚症状がないまま進むことも多く、健康診断やほかの病気をきっかけに意識される方も少なくありません。しかし、動脈硬化が進むと、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などにつながることがあり、早い段階から生活習慣や持病を含めて向き合うことが大切です。
年齢とともに血管は少しずつ変化していきますが、それだけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満なども動脈硬化を進める要因になります。症状がないから大丈夫と考えるのではなく、健診でコレステロールや血圧、血糖の異常を指摘された時は、血管への影響も意識していくことが重要です。
動脈硬化とは、血管の壁に脂質などがたまり、血管が狭く、硬く、もろくなっていく状態です。血管の内側にできた変化が大きくなると、血液の通り道が狭くなり、十分な血流が保てなくなります。さらに、その部分が破れて血のかたまりができると、急に血流が途絶えてしまうことがあります。心臓の血管で起これば狭心症や心筋梗塞、脳の血管で起これば脳梗塞、足の血管で起これば閉塞性動脈硬化症の原因になります。
動脈硬化は一つの血管だけの問題ではなく、全身の動脈で起こりうる変化です。そのため、胸の症状がないから心臓とは関係ない、足が痛くないから血管は大丈夫、というわけではありません。健診の数値や日々の生活習慣を通して、全身の血管の健康を考えていくことが大切です。
LDLコレステロールが高い状態などでは、余分な脂質が血管の壁にたまりやすくなります。こうした変化が積み重なることで、血管の内側にプラークができ、動脈硬化が進みやすくなります。健診でコレステロールの異常を指摘された時は、将来の血管病変も意識することが大切です。
血圧が高い状態が続くと、血管の壁に強い力がかかり続けます。その負担によって血管が傷つきやすくなり、動脈硬化が進みやすくなります。高血圧は自覚症状が少ないことも多いため、健診で指摘されたままにしないことが重要です。
血糖の高い状態が続くと、血管は少しずつ傷みやすくなります。糖尿病は動脈硬化を進める代表的な要因の一つであり、ほかの生活習慣病と重なることで血管への負担がさらに大きくなることがあります。
喫煙は血管に大きな負担をかけ、動脈硬化を進める要因の一つです。高血圧や脂質異常症などほかのリスクと重なると、より注意が必要になります。
内臓脂肪の蓄積や運動不足は、血圧、血糖、脂質の異常と関わりやすく、結果として動脈硬化の進行にもつながります。一つひとつは軽い変化でも、重なることで血管への影響が大きくなることがあります。
動脈硬化を防ぐためには、血管に負担をかける原因を早い段階から見直していくことが大切です。特に、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足は、動脈硬化の進行と深く関わります。血管の変化は自覚症状がないまま進むことも多いため、症状が出てからではなく、健診結果で血圧やコレステロール、血糖の異常を指摘された段階から向き合うことが重要です。
予防では、食事内容の見直し、適度な運動、体重管理、禁煙など、毎日の生活習慣を整えることが基本になります。加えて、健診を受けて数値の変化を把握し、必要に応じて継続して管理していくことも大切です。当院では、生活習慣病の診療とあわせて血管の健康にも目を向けながら、将来の循環器疾患の予防につながるよう日々の診療を行っています。
これらの内容に当てはまる場合は、当院まで一度ご相談ください。動脈硬化は初期には症状が乏しいことも多いため、数値の異常や生活習慣の乱れをきっかけに早めに見直すことが大切です。
当院では、健診で血圧や脂質、血糖の異常を指摘された方や、血管の状態が気になる方のご相談をお受けしています。診療では、健診結果やこれまでの経過に加え、食事、運動、体重変化、喫煙歴、ほかの生活習慣病の有無などもふまえながら、血管に負担をかけている要因をみていきます。
また、院内では血液検査、心電図、レントゲン検査、エコー検査、ABI検査などに対応しており、必要な確認を進めながら今後の管理につなげています。京都市右京区・太秦天神川で動脈硬化について相談したい方、健診結果から血管の健康が気になっている方は、やすい山ノ内クリニックへご相談ください。