執筆者
やすい山ノ内クリニック
院長 安威 俊秀
経歴
- 1999年 3月
近畿大学医学部卒業 - 1999年 4月
京都府立医科大学第二内科(現 循環器・腎臓内科学教室)入局 - 2000年 4月
済生会京都府病院 循環器科 - 2004年 4月
京都府立医科大学 循環器内科 - 2006年 4月
舞鶴赤十字病院 内科 - 2019年 5月
やすい山ノ内クリニック 開院
資格・所属学会
- 日本内科学会
- 日本循環器学会
- 日本医師会認定産業医
脂質異常症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の濃度が慢性的に異常な値を示す状態です。
栄養バランスが偏った食事、運動不足、過度な飲酒、喫煙などの原因が重なって発症するとされています。
脂質異常症をそのままにすると動脈硬化が進行して、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす恐れがあります。
脂質異常症は大きく高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド(中性脂肪)血症に分類され、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)の3種類の脂質により次のように分類されます。
| 高LDLコレステロール血症 | LDLコレステロールが140mg/dl以上 |
|---|---|
| 境界域高LDLコレステロール血症 | LDLコレステロールが120~139mg/dl以上 |
| 低HDLコレステロール血症 | HDLコレステロールが40mg/dl未満 |
| 高トリグリセライド(中性脂肪)血症 | トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dl以上 |
脂質異常症になっても、ほとんど自覚症状は現れません。
そのため発見が遅れる傾向にあり、知らず知らずのうちに動脈硬化が発生・進行して、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な疾患が起こる場合があります。
なので、健康診断で脂質の異常を指摘された場合には、そのままにせずにお早めに京都市右京区のやすい山ノ内クリニックへご相談いただき、適切な治療を開始するようにしましょう。
脂質異常症になっても多くの場合、症状が現れません。
ですが、その状態が長期にわたって続くことで、動脈硬化を引き起こし、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、そして脳梗塞などの命に関わる合併症を招く恐れがあります。
脂質異常症を治療するうえで特に大事なのが、バランスのとれた食生活の実践です。
脂質異常症ののうち最も多いのは高LDLコレステロール血症ですが、高LDLコレステロール血症の方は動物性脂肪を減らして植物性脂肪を増やしたり、コレステロールを減らしたり、食物繊維を積極的に摂ったりするなどして、栄養バランスを整えるようにしましょう。
脂質値が基準から大幅に外れている、動脈硬化の進行が速い、食事などの生活習慣の改善に取り組んでも脂質のコントロールが上手くいかない場合などには、お薬を使った治療も並行します。
脂質異常症の治療薬としてLDLコレステロールを下げるお薬や中性脂肪を下げるお薬などがあり、患者様の状態に応じて最適なものを選択させていただきます。